力を抜く身体目指して古武術稽古中

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そんな時力が抜けたといえよう。

腰が高いと動作が不利になる意味

武術において腰を低く構える事は必須であり常套ですが、意外とこの基本の形が守られていない事がよくあります。 それは腰を低く落とす重要性が理解出来ていない、そして腰を低く落とした方が動作において有利である事が実感されていない場合は、ないがしろに…

柔軟性ではなく手首を柔らかく使う方法

武術における手首の使いは極意に直結する重要な部位であり、特に剣術において得物等の道具を持つためには手首の使い方如何で優劣が決まってしまいます。 また居合における日本刀の扱いも同じく、日本刀を持つ手の内が柔らかくなければなりません。 道具のポ…

体の力みを抜くために武術入門

小学生の頃から体が固かった事にコンプレクスを持ち、その頃から身体の動きに興味を持ち始め、色々試して最終的に古武術にたどり着いたのです。 武術に興味を持たれる方の動機は「強くなりたい」が一般的に多数を占めるはずです。 体が固いというコンプレッ…

ピアノ演奏者の重心線について

クラシックコンサートへは年に数回出かけますが、最近気になった演奏がありました。 ピアノコンチェルトでピアノ演奏者が舞台袖から現れた時に腰が引けた状態で歩いて出てこられたのです。 (私にはそう見えただけで、他の方はわかりませんが演奏が終わって妻…

12歳腰が引ける姿勢は考え方にも現れる

知人の息子さんは新6年生で、身長がグングン伸びている様です。 また陽気な子で、大人の中にでも物落ちせず会話にドンドン入って、自分の想いを口にします。 私が小学生の頃は、大人と会話するのは、両親か学校の先生ぐらいで、そのほかの大人と会話しようも…

武術的影響力を与える伝え方

ビジネスにおいてトップのビジョンが明確であることが重要です。 しかし、このビジョンがトップの中では明確にあってもそれが正確に周知されなければ意味を成しません。 明確なビジョンを持つ以上にその伝え方が難しい様です。 自分の熱い思いを語り周りを巻…

武術的「相手の力を利用する」ビジネスとの共通点

ビジネスの世界で「相手の力を利用する」というとなにやらネガティブな印象を持ちそうです。 人の褌で相撲を取るようなイメージが先行するのではないでしょうか。 人が開拓した市場を自分の手柄にしたり、会社を乗っ取ったり、要領よく立ち回る姿が頭に浮か…

武術的「相手の力を利用する」介護との共通点

武術における相手の力を利用するとは、相手の力を引き出す事であると前回お伝えしました。 この方法は、介護現場においてもきっと使われていると思っていたら、TVでアイコンタクトの話がありました。 普段は介護を拒否する事がある認知症のお年寄りが、介護…

相手の力を利用するとは相手の反応を引き出す事

相手の反応を引き出すための条件は、相手が生物である事。 無機物に対しては当然反応はありません。 当たり前の様に捉えられるかもしれませんが、皆さん無意識に使い分けていると察します。 人に対してこんな事をすれば相手はどうなるか、どう思うか、その加…

相手の力を利用する

武術や合気道で相手の力を利用すると言う表現を聞く事があります。 言葉のイメージから、自らは力を使わず相手の力をそのまま技に活かす方法の様に捉える事ができますが、向かってくる相手の力をそのまま返し技で返すという意味ではなく、相手の力を利用する…

究極に力を削ぎ落とした先に「柔」がある

戦いの技術として「柔」の文字を当てることに疑問を持っていました。 やわらかくしなやかで弱い、心がやさしくて穏やかを意味する言葉が、戦いを勝ち抜く技術としてどうしても納得できなかったのです。 しかし、ようやく柔術の稽古を通じて「柔」とする意図…

柔術はジェントルマンのたしなみ

ジェントルマンといえば、イギリスの大地主ですが長期にわたり国の中枢を担って来た歴史があります。 そのイギリスが今大変な局面を迎えています。 その一つにイギリス紳士の思惑よりも強い力が英国の舵を切る可能性が高い様で、国の中枢で舵を握るイギリス…

柔術の稽古で柔(やわら)の意味を考える

柔とは①やわらかい。しなやかで弱い。②心がやさしい。おだやか。とあります。 しなやかで弱いのは困りますが、しなやかに順応でき柔らかい物腰で心やさしく穏やかな人になれればもう何も望みません。 柔(やわら)とはそのような人を創るための意味が含まれ…

金本知憲さんの構えと侍の構えの共通点

金本知憲さんの構えと侍の構えの共通点 写真は2007年1月の自動車の新聞広告です。 昨年まで阪神タイガースの監督を務めた金本知憲さんの現役時代の構えは、見ただけでいかにも打ちそうな構えだったと当時見ていました。 素人がそう見るのだから、対戦したピ…

構えとは今まで経験し総決算した時の結果的な形・姿勢・現れ

いにしえの侍は、構えを見ただけで剣の実力が判ったと云われています。 対峙した相手の実力が自分より上なのか下なのか戦う前に読めるので、勝ち目のある戦いだけを戦って全戦全勝となる寸法。 この構えをどのように捉えるとそのように見る事ができるのでし…

バイオリン演奏は構えも含めて演奏になる

先日バイオリン奏者の方とお話しする機会があり、その中でバイオリンの持ち方が二通りあることを始めて知りました。 一つは、肩とあごでバイオリンをはさんで支える持ち方。 もう一つは、左手で支える持ち方。 それぞれ力の入れ具合の割合の問題だと思うので…

究極の危機回避行動は「後の先」

いにしえの侍は、よっぽどのことがない限り夜道を歩く事はなかったと師にお聞きした事がありました。 侍といえば太刀を腰に差し、強い立場と絶対の術を持ち合わせ向かうところ敵なしのイメージで、刺客を討つ場面が想像されます。 いつ何時も変幻自在に対応…

古武術的危機回避能力

古武術稽古仲間から、知人が地下鉄サリン事件の車両に乗り合わせていた時に雰囲気の違う人が乗り込んで来たので車両を降りた後、事件が発生した話を聞いた事があり、まさしく危機回避能力が発揮された事例だと思いました。 この人は武術経験者ではなかったそ…

懐が深いとは、柔らかく使える胸のスペースが広い状態

懐が深いとは、身体感覚を表現した言葉であることは間違いないと思います。 広辞苑には、①相撲で、四つに組んだ時、胸の辺りが広くて相手になかなかまわしを与えない。と書かれていて、これは関取が取組時の感覚と捉えることができます。 相撲で、四つに組ん…

QUEENフレディーマーキュリーの歌声は懐が深いから感動が伝わる

ABBAファンの私は、QUEENのサウンドをあえて聴きいていなくても自然に脳裏に刻まれている世代です。 映画ボヘミアンラプソディーを観て全ての曲がフラッシュバックするのは、その時代の日本がQUEEN にドップリ浸かっていたのでしょうね。(妻曰く、スタンドか…

腰を入れるとは、安定しているのに動かし易い体勢である

人が普通に「立つ」場合、横から見ると腰は中央のラインからやや後方に引けている事が多く、いわゆる「ヘッピリ腰」状態になり易く、特に現代人はこの形に陥っている人が多いように思います。 腰が引けると身体に力が入りにくいことは、経験的に理解できるか…

ピアニスト牛田智大さんのファンになったオジサン 2

昨年末初めて牛田智大さんのラフマニノフピアノ協奏曲第2番を聞いてファンになって以来、今月2度目の演奏を神戸国際会館ホールで聴く機会を得ました。 今回はラフマニノフピアノ協奏曲第3番です。 この曲は、ほとんど聴き覚えが無く最後の盛り上がりだけ…

手先・指先の力を抜くとパフォーマンスは高まる

先ず、パフォーマンスの高い状態とはどのような状態を指すのか? 運動器系だけで云うとより多くの筋肉が働き、それによって関節が動かされ、複雑な動作を行っている状態といえます。 その前に脳からの命令が細やかに、細部にわたり適切に送り出されなければ…

力が抜けると有利になる古武術

力で身体を動かすことが当たり前の現代の思考は、力が強ければ有利になることがエスカレートし、身体を動かす為には力を使う、力を入れる事しかありえない思考回路が出来上がっています。 しかし、西洋文明が入り込む以前の日本では、現代(西洋文化)では考…

ピアニスト牛田智大さんのファンになったオジサン

ピアノが趣味の妻に付き合い、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番大友直人指揮牛田智大ピアノ大阪フィルの演奏を聴きに大阪シンフォニーホールへ赴きました。 私の場合、オケのチューニングでその日の満足度が決定される傾向があり、この日もすべての楽器が鳴り…

ブラック企業ならぬブラック身体

ある方の職場のお話を聞いて、思わずブラックじゃないですか?と言ってしまった。 その方も否定せず、内部でも自分の部署を言うと、少し間が開いて「・・・ご、ご、ご苦労様・・です・・」とだけ返ってくるそうです。 つい最近も部署の方が長期休養に入られ…

マリンバのマレットやピアノの鍵盤ををまっすぐ真下に落とす事は結構大変

先日マリンバを最近始められて、近々発表会がある方の話を聞いて感じた事があった。 発表会前なので、先生に大きい音を出すために「マレット(スティック)を真っ直ぐ落としなさい。」と指導されたそうです。 ただ、もっと力イッパイとおまけ付きだったそう…

肘の使い方

振り出しに戻ってから二ヶ月が過ぎた。 やはりよほど意識しないと肘がゆるい感じがして、完全に伸びているとは言えない状態が現れる。 稽古の過程は大阪から東京へ向かう道中静岡あたりで引き返し、またようやく京都に入ろうかとうい感じだろうか。 普通なら…

基本動作振り出しに戻る

どんな分野でも基本動作というものがあります。 自分の分野での基本動作を日課にして繰り返す。 長年やっていれば、押さえるべきポイント注意するべき動きなど理解できているはずなのに、理解している事と実際の動きがあっていない事があります。 先日、基本…

柔道が「相手を崩す」であれば、柔術は「相手が崩れる 」の違いがある

古武術の中に柔術が含まれます。 柔術は日本古来の体術であり、柔術の体捌きで武器得物を操ることで各種武術が応用されいろいろな武術の基本になって来たと思われ、また現代柔道ももともと柔術から発展してきた経緯があります。 しかし、現代柔道と柔術では…