力を抜く身体目指し古武術稽古

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そのために構えを創る事に全力を尽くそう。

身体感覚

日本人が空気を読む理由は、侍の感性が残っているから

久しぶりに妻と新幹線に乗って東京からとんぼ返りで帰ってきました。 帰りの時間に少し余裕があったので、東京駅を外から眺めようと駅正面の丸ビルにあるスタバに。 たまたま、駅に向く一人かけの席が一つ飛ばしで2つ空いていたので、とりあえず男性を挟ん…

コロナワクチンで気づいた緊張型頭痛の原因と治し方

先日2回目のコロナワクチンを済ませました。 2回目後は副反応が強く出る事を聞いていたので一応休みの前日になるよう予約が取れたのですが、自分は若い人の様な反応は出ないだろうと高を括っていました。 午後4時に予約接種しその後仕事に戻りましたがそ…

ヴァイオリニスト崔 文洙さんの右手が奇妙で気持ち悪い

崔 文洙さん右手が奇妙で気持ち悪いなどと申して誠に申し訳ありませんが、古流武術を稽古する者にとって気持ち悪いは褒め言葉です。 なぜなら、気持ち悪い原因が普通の動き方ではないから気持ちが悪いのです。 普通の動きは、誰でもが行う当たり前の動きと言…

ピアニスト牛田智大さんの座り方

ピアニスト牛田智大さんのファンである妻が、牛田くんのFacebookが再開された事に喜んでPCモニターの写真を撮っていました。 私が牛田くんの記事にコメントを入れた際、彼が返事を返してくれた処です。汗) 改めてYouTubeで彼の演奏(ショパン バラード1番…

ヴァイオリン、ヴィオラの構えは身体の左それとも正面?

左肩に乗せ、左手で支えるヴァイオリンやヴィオラは身体に対して何処にあるのか?という疑問がトイレの中で浮かび上った。 我が家のトイレのトイレットペーパーホルダーは便座に座った左側にあるからです。 ほぼ毎日トイレで左側にあるトイレットペーパーを…

ピアノのタッチは鍵盤にもたれない

人の振り見て我が振り直せと言いますが、妻のピアノのタッチを見ていると気づいた事がありました。 鍵盤に指がもたれていること。 肘は手首の位置を保つために上腕で引き上げられているにもかかわらず、指は鍵盤に預けて打鍵している。 変に脱力などするとよ…

楽器演奏と武術操法の共通点は体で覚えること

正月になんとなくTVを観ているとピアノ経験のない漁師さんが7年かけてラ・カンパネラをフジ子・ヘミングさんの前で演奏する企画を偶然目にしました。 妻いわく、ラ・カンパネラは複雑で跳躍が多くテクニック的に難曲らしいのですが、その漁師さんは身体で指…

古武術の歩法は床反力を相殺する歩き方

この秋自宅がマンションから木造二階建てに変わりようやく落ち着いてきました。 どちらも一長一短ですが、フラットなマンション居室と上下階を階段で行き来する一戸建ては前者の方が楽ではありますね。 そして木造二階建てで気になる事が一つ。 一階ではあま…

ラグビーのフィジカルとは対照的な武術の神経力

いよいよラグビーワールドカップが佳境に入ってきました。日本の善戦ににわかラグビーファンになった人は多いはず、私もその一人です。 特にスクラムの力強さに目が奪われました。 組み合った瞬間の衝撃力は、一万ニュートンを越える事もあるそうですが、一…

武術的「相手の力を利用する」介護との共通点

武術における相手の力を利用するとは、相手の力を引き出す事であると前回お伝えしました。 この方法は、介護現場においてもきっと使われていると思っていたら、TVでアイコンタクトの話がありました。 普段は介護を拒否する事がある認知症のお年寄りが、介護…

相手の力を利用するとは相手の反応を引き出す事

相手の反応を引き出すための条件は、相手が生物である事。 無機物に対しては当然反応はありません。 当たり前の様に捉えられるかもしれませんが、皆さん無意識に使い分けていると察します。 人に対してこんな事をすれば相手はどうなるか、どう思うか、その加…

究極の危機回避行動は「後の先」

いにしえの侍は、よっぽどのことがない限り夜道を歩く事はなかったと師にお聞きした事がありました。 侍といえば太刀を腰に差し、強い立場と絶対の術を持ち合わせ向かうところ敵なしのイメージで、刺客を討つ場面が想像されます。 いつ何時も変幻自在に対応…

古武術的危機回避能力

古武術稽古仲間から、知人が地下鉄サリン事件の車両に乗り合わせていた時に雰囲気の違う人が乗り込んで来たので車両を降りた後、事件が発生した話を聞いた事があり、まさしく危機回避能力が発揮された事例だと思いました。 この人は武術経験者ではなかったそ…

懐が深いとは、柔らかく使える胸のスペースが広い状態

懐が深いとは、身体感覚を表現した言葉であることは間違いないと思います。 広辞苑には、①相撲で、四つに組んだ時、胸の辺りが広くて相手になかなかまわしを与えない。と書かれていて、これは関取が取組時の感覚と捉えることができます。 相撲で、四つに組ん…

ブラック企業ならぬブラック身体

ある方の職場のお話を聞いて、思わずブラックじゃないですか?と言ってしまった。 その方も否定せず、内部でも自分の部署を言うと、少し間が開いて「・・・ご、ご、ご苦労様・・です・・」とだけ返ってくるそうです。 つい最近も部署の方が長期休養に入られ…

ピアノの鍵盤をお尻から叩く感じ

身体の重さが持つエネルギーと物体が「ある位置」にあることで物体にたくわえられるエネルギーいわゆる位置エネルギーが同じであるような無いような。 わからない。 それよりも、筋力エネルギーではなく身体の重さが持つエネルギーが如何にロス無く伝えるこ…

動きの質が激変する時

仰向けに寝て片方のひざを抱え込むと股関節のストレッチになりますが、純粋に股関節だけが可動しているわけではなく、ほとんどの場合股関節以外も可動していることが多いです。 股関節の可動性を高めるつもりで行う動作が、骨盤や腰椎が動いてしまう事があり…

力の抜けた自然体になるために

深夜駅から自宅までの帰り道に近道をしようとして、小さな土手越しに駐車場の敷地にジャンプしたら、飛んだ瞬間草むらに隠れていた縁石に脚が引っかかり無謀なダイブになった事があり、土手は駐車場の方が一段低くなっていて、結構な距離を飛んだようでした…

力の抜けた、ただ身体の重みを乗せているだけの立ち方

体重をアプリで管理し始めて4年近くになります。 体重を増やさない戒めにもなり、また一定の傾向が見えてきました。 夏季体重と冬季体重がくっきり現れていて、おおよその変動は±2㎏ですが、下は夏場で上は冬場で推移しています。 たまに生活のリズムが変…

立って、歌を歌う。座って、ピアノを弾く。

最近iPad 2の動きが鈍くなってきました。 買った時はサクサク気持ちよく動いてくれたのに、反応の遅れでイラッと来ることが多くなり、いよいよ限界が近づいている感じです。 PCの動きは、基本ソフトとアプリで構成されていて二段構えの構造です。 普通に使…

理・美容師さんの気になる身体の使い方

いつもお世話になっている理容院で、会話が苦手な私は目をつぶって黙っているタイプで、たまにカットをするオーナーが話を振ってきた時は反応しますが、あまり話をしない難しい客だと思います。 カットの間は半分寝ていますが、その半分はオーナーの身体の動…

響かない様に自分を抑え込む力

自分の思いを表現し伝えるためには、伝える相手と響き合わなければならない。 でもせっかく響かしているのに、それを止めようと働く力も身体に存在する。 響かすためには、この響かせないようにする力が出ないように徹底的に身体をコントロールし打ち消す作…