力を抜く身体目指して稽古中

余計な力はパフォーマンスの邪魔になる、無駄な動きを省いてシンプルな身体の使い方を目指そう

動きの質が激変する時

仰向けに寝て片方のひざを抱え込むと股関節のストレッチになりますが、純粋に股関節だけが可動しているわけではなく、ほとんどの場合股関節以外も可動していることが多いです。

股関節の可動性を高めるつもりで行う動作が、骨盤や腰椎が動いてしまう事があり、本来動くべき股関節の動きは小さいものとなる場合があります。

アイドルグループに例えると、グループを全体で見ると何となくまとまり感がありコンセプトが明確で魅力的に感じますが、個々に見るとそれぞれの魅力が余り感じられない場合が有ります。

また、注目する個人を応援したいのに興味の無い人が応援したい人の前に立ち塞がって邪魔になる事もあるでしょう。

目的とする人が活躍してほしいのに、その周りの人が変な動きをしてしまい目的とする人の活躍が霞んでしまう様に、周辺が動いてしまうと本来動いて欲しい部分の動きが小さくなってしまいます。

何でもかんでも動けば良い、軟らかければ良いとは限りません。

いろいろ動きすぎることで本来動かなければならないところが動けなかったり、身体が軟らかいので本来ストレッチして欲しいところが伸びず、より軟らかい筋肉が伸びてしまい目的とするところが伸びないことが有ります。

仰向けに寝て片方のひざを抱え込んでいくと、お尻が浮き上がる瞬間が有り、このとき股関節の動きが止まり、次に骨盤自体が回転運動を起こし始める時です。

早くにお尻が浮き上がる人は、股関節の運動と云うよりも骨盤の回転運動がメインになっています。

この骨盤の回転運動は、腰と骨盤の間がが支点になり骨盤と下肢がユニットとなって動くため股関節の可動はほとんど無く、このように目的とする部分を動かしているつもりでも違う部位の運動となっている事が有ります。

特に身体の軟らかい人はいろいろな部位が動きやすいため、意図する部位を意識的に動かすことが身体の硬い人よりも難しいです。それは、意図する部位を動かそうとする前に自分の動き易い部位が先に動いてしまうからです。

動いて欲しいところだけ動かして、動かしたくない部位は動かさないことで本来の動きがクローズアップされます。動かしたい部位だけを動かすのではなく、動いて欲しくないところを動かさないことが大切です。

パフォーマンスを高める為に動きの可動性を高めるレッスンを行いますが、それだけではなく動くべきところでない部位が動かないようにすることで動きの質が激変します。