力を抜く身体目指し古武術稽古

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そのために構えを創る事に全力を尽くそう。

形骸化

半沢直樹の腰つきがかっこいい

半沢直樹面白かったですね! いろいろ楽しませてもらいましたが、中でも半沢直樹の前向きに信念を通す姿勢は気持ちよかったです。 自分の信じる思いを最後まで貫き通す姿はスカッとします。 格好がいいですよね。 あのように格好良く立ち回ってみたいですが…

稽古と練習の違いは武術と武道の違い

稽古と練習の違いを述べる前に、武道と武術の違いについて個人的なイメージを述べます。 歴史的に元々戦いの方法論として武術があり、これに基づき実践が行われてきました。 そして、近代になり実践を伴う事がなくなり方法論より精神論が幅を効かせる武道が…

「心技体」は一致して初めて意味をなす

武術より創り出された「心技体」は文字通り心と身体と技の在り方を現しています。 これらの文字の意味を理解しようとする時に現代日本人は、それぞれの文字の意味を見出そうと分けて考えます。 分かりにくい事は分ける事で分かり易く整理する習慣があります…

「四股十両テッポウ三役」における四股の意味

大相撲の世界で「四股十両テッポウ三役」といわれる格言があるそうです。 これは申し合い稽古をしなくても、四股をしっかり踏み続ければ十両まで上がれる。そこにテッポウを加えれば三役まで上がれる。という意味がこめられているそうです。 相撲にとって「…

武術で身体を練る意味

武術を始めた頃の目標として、柔術は前受身が出来るまで。剣術は素振りが出来るまでは辞めずに続けようと誓った。 20年以上辞めずに続いているのは、受身も素振りも出来ていないからでです。 一番初めに手渡される「型」として柔術では受身を剣術では素振…

古武術の眼に映っている虚構の世界と眼に映らない術の世界

日本刀を扱うにあたり斬るための「斬り手」といわれる手の形があります。手首を親指側にやや反らせた形と表現するとイメージしやすいかもしれません。写真や動画で手の形を現せば一目瞭然でどの様な形であるか直ぐ理解出来ます。 しかし、その形が解ったから…

柔術はジェントルマンのたしなみ

ジェントルマンといえば、イギリスの大地主ですが長期にわたり国の中枢を担って来た歴史があります。 そのイギリスが今大変な局面を迎えています。 その一つにイギリス紳士の思惑よりも強い力が英国の舵を切る可能性が高い様で、国の中枢で舵を握るイギリス…

柔術の稽古で柔(やわら)の意味を考える

柔とは①やわらかい。しなやかで弱い。②心がやさしい。おだやか。とあります。 しなやかで弱いのは困りますが、しなやかに順応でき柔らかい物腰で心やさしく穏やかな人になれればもう何も望みません。 柔(やわら)とはそのような人を創るための意味が含まれ…

基本動作振り出しに戻る

どんな分野でも基本動作というものがあります。 自分の分野での基本動作を日課にして繰り返す。 長年やっていれば、押さえるべきポイント注意するべき動きなど理解できているはずなのに、理解している事と実際の動きがあっていない事があります。 先日、基本…

タイトル変更第二段

ここでは自分の目的に向って自分が気付き、自分で修正していく事を目標としていて、また人に教えるつもりも無いのに教室はおかしいのではないか。 そして人から教わったことは知識になりますが、それと体得し自分の物として使う事とは別と考えると、教室では…

脇を締めると力が三倍!×3

脇を締める際に胸部の働きが重要です。 中国武術に站椿功(たんとうこう)といわれる型があり、両腕を胸の前で大木を抱え込むように丸く使って立ちます。立禅とも云われています。 一見簡単そうな形ですが、やってみると気付かれると思われます。 大木を抱え…

脇を締めると力が三倍!×2

締める・閉める・絞める・〆る、しめるにもいろいろあります。 「〆る」は人には使わないし「絞める」は人に使っても首ぐらい。 「脇を閉める」となると腕を体に密着して閉じた感じで、「脇を締める」と脇が緩みがなくたるんだ感じが無いように思います。 一…

動きの質が激変する時

仰向けに寝て片方のひざを抱え込むと股関節のストレッチになりますが、純粋に股関節だけが可動しているわけではなく、ほとんどの場合股関節以外も可動していることが多いです。 股関節の可動性を高めるつもりで行う動作が、骨盤や腰椎が動いてしまう事があり…

お稽古事は練習と違って身体の使い方が難しい

古(いにしえ)を稽(かんがえる)事と繰り返し習う事の違いは、視点の違いではないでしょうか。 練習は、一人称で自分なりに考え、自分なりに動き、自分なりに工夫しそれらを繰り返すことで達成されます。 自分次第で結果が出るので、孤独とはいえ自分勝手…

口伝とはタイムマシンのキーワード2

日本人は1200年前からTime Machineの存在を知り、利用してきた。 ただし過去の物事の再生専用ですが。 浦島太郎の玉手箱ではなく、口伝と云う曖昧そうな伝え方が当時の空気感まで表現しうるぐらい正確に当時の事柄を再生することが出来るのです。 このTi…

口伝とはタイムマシンのキーワード

奈良の春日大社は、今年第六十回の式年造替(しきねんぞうたい)を迎えました。 二十年に一度、神様の居られるお社を建て替える行事です。 20年に一度の行事が60回続いているって凄くないでしょうか。 1200年間途絶えず、また当時から変わらず行事を…