力を抜く身体目指し古武術稽古

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そのために構えを創る事に全力を尽くそう。

コロナワクチンで気づいた緊張型頭痛の原因と治し方

先日2回目のコロナワクチンを済ませました。

2回目後は副反応が強く出る事を聞いていたので一応休みの前日になるよう予約が取れたのですが、自分は若い人の様な反応は出ないだろうと高を括っていました。

午後4時に予約接種しその後仕事に戻りましたがその日は何の反応もなく、やはり自分は大丈夫だったかと安堵の気持ちと残念な気持ちが入り乱れたまま朝を迎えたのです。

その日は、午前中父の初盆でご住職に読経と説法を頂きお帰り頂いた後、早めの食事をとる頃から何やら身体が思うように動きにくい感覚が出てきました。

その時午前11時30分ごろなのでワクチン接種してから約18時間後。

どんどん身体全身の倦怠感が増し、身体が重たく感じるようになり、また周期的に「ズキーン」と頭に痛みが走ります。

休みの前日の予約でよかったと思いながら、ベッドで横になり安静にしていると段々体温が上がっていく感じがしたので計ってみると38度に。

最近発熱する事がなかったので、結構こたえた感じです。

風邪は年に1回はひいていて、若い頃は薬に頼らず熱でウィルスをやっつけるんだと頑張っていましたが、最近は発熱する前に風邪薬を服用する事で予後が早く済む事が分かったので発熱する事がなくなりました。

久しぶりに発熱し臥せりながら、身体はどうやって体温を上げているのかなどを考えていました。

体温を上げるためには、悪寒を感じ身体を震わせるという事は知識として知っていますが、38度程度ではそこまで震える事はありません。

しかし、体温を上げるためには筋肉を使う事が一番効率が良いはずです。

そこで身体は、震える(動く)までもせず、動かないけど筋肉を緊張させて筋肉を発熱させているのではないか。

例えば、空気椅子の状態だと筋肉は動いていないけど緊張はしているので体温は上がります。(筋肉への負荷の条件は違いますが)

体温を上げるためには筋肉は相当緊張しているはずです。

だから、風邪をひくと全身がヘトヘトになるのだと。

ただ、自分の意識の中では筋肉がそこまで緊張しているなどとは思っていません。

身体を動かすにじーっとした中で体温を2度上げようと思えば、筋肉を相当緊張させなければ達成できないだろうが、そのようなことを行っている自覚がない。

体温を2度上げるためにそこまで筋肉を緊張させているとは普通思いもらないでしょう。

その緊張度合いを自覚できたら、自分の身体はなんて頑張っているんだと自分の身体に対して畏敬の念を抱かずにはいられません。

それを何時間も続ければ、身体全身がヘトヘトになってもおかしくはありません。

ただ問題は身体がヘトヘトになるまで筋肉を緊張させて頑張っているのに、頑張っているプロセスは気付かず、頑張った結果のヘトヘト感だけしか感覚に残らないことが殆どです。

そして、頑張っているのは自分ではなく自分の身体だから実感が薄いのです。

言い加えると、自分という意識は意識的に運動神経を意図的に使うことが出来実感を伴いますが、自分の身体は、意識せずとも無意識的に自律神経が勝手に作動しているので自覚が薄いと考えます。

特に風邪などの対処は自分の身体が自動的に行う為、自分の身体に起こっている事を自分の事として捉えにくい。

緊張型頭痛などはいい例で自分が緊張しているとは実感なく、結果的な頭痛だけに意識が焦点を当ててしまいがちです。

頭が痛ければ頭痛薬を飲めば良いのですが、なぜ自分の身体が緊張しているのかを知れば対処の方法も変わってくるのではないでしょうか。

自分ではなく、自分の身体が緊張している実感が高まれば高まるほど緊張の原因が現れて来そうに思います。

ただ、自分の身体に実感を持つ事を普段からしていないとわからない感覚です。

では、どうすれば自分の身体に実感を持つ事ができるのか。

それは自分の身体に難しい事をさせる事でしょうか。