力を抜く身体目指し古武術稽古

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そのために構えを創る事に全力を尽くそう。

力を抜く

古武術は来ると思ったのに来ない時の落胆が技となる

仕事でクライアントとの時間を取り、用意して準備万端「いざ」となった矢先、相手先からのキャンセルの連絡が入った時の落胆の度合いは大きく、気分が落ちます。 先月、義理の父が法事で広島に行きたいと言い出しました。 私の妻は、体力的に無理だからやめ…

古武術稽古で体の使い方が活かされた瞬間

いよいよ還暦を迎え初老となるのですが、その親も健在で義理の父は米寿を祝った後体調を崩し入退院を繰り返しなんとか生活しています。 腎臓疾患を患っている義父は免疫力の低下するブレドニンを多量に服用しているため感染防止のためにも長期入院加療が望ま…

コロナワクチンで気づいた緊張型頭痛の原因と治し方

先日2回目のコロナワクチンを済ませました。 2回目後は副反応が強く出る事を聞いていたので一応休みの前日になるよう予約が取れたのですが、自分は若い人の様な反応は出ないだろうと高を括っていました。 午後4時に予約接種しその後仕事に戻りましたがそ…

半沢直樹の腰つきがかっこいい

半沢直樹面白かったですね! いろいろ楽しませてもらいましたが、中でも半沢直樹の前向きに信念を通す姿勢は気持ちよかったです。 自分の信じる思いを最後まで貫き通す姿はスカッとします。 格好がいいですよね。 あのように格好良く立ち回ってみたいですが…

ピアニスト エフゲニー・キーシンの歩き方

まだVHS全盛期の頃、ロシア生まれのピアニスト エフゲニー・キーシンのビデオをピアノ講師の方で、ファンでもある彼女から「何か変なので見て欲しい」と頼まれ、あまり興味はなかったのですがビデオを観た事があったのです。 ピアノ演奏のことよりも彼の動作…

タニヤプラザのゴルフクラブに圧倒の古武術オヤジ

ゴルフと言えば、「タニヤプラザ」タイのバンコクでは聖地です。 あるゴルファーの日記@タイランドさんのblogで大戸屋がピンチの記事を読み懐かしく思いました。 バンコクは年一回程骨休みに向かいますが、今年はさすがに行けません。 BTSのシーロム駅直結…

ピアニスト横山幸雄氏の手首の使い方

手首の使い方は、武術にとって非常に重要だと言われていますが、なぜ重要なのか、どう使えば有効なのかが全くわかりませんでした。 しかし、ピアノの演奏会で横山氏の手首の動きを見て気づいたことが二つありました。 一つは、手首が動いていないこと。 表現…

ピアノのタッチは鍵盤にもたれない

人の振り見て我が振り直せと言いますが、妻のピアノのタッチを見ていると気づいた事がありました。 鍵盤に指がもたれていること。 肘は手首の位置を保つために上腕で引き上げられているにもかかわらず、指は鍵盤に預けて打鍵している。 変に脱力などするとよ…

ピアノを弾くと二の腕が痛くなる位置関係

妻は月曜日決まって二の腕が痛くなります。日曜日にピアノの練習をしたからと本人は言いますが、そんなにしているようには見えませんが。。。 いつか妻にこんな風にピアノを弾いていると分かり易くデフォルメして真似たところ、全く聞き入れませんでした。本…

舞踊と武術の目指す美しい速い動き

武術入門間なしの頃、師から地唄舞の竹原はん氏の舞の動きが速いと話されているのを聞き、当時氏の舞を見たかったのですが、今のようにネットもなく動きを観る機会は有りませんでした。がしかし、何気なく検索ワードに入れてみたところ、なんと動画がアップ…

ピアノ演奏者の手首の重要性は居合術と一緒

この度楽しみにしていたショパンコンクールが一年延期となった。 妻の一押し牛田智大さんの活躍を期待していたのに大変残念です。 ショパンコンクールといえば、往年の横山幸雄さん が思い出され、以前手元が良く見える席から氏の手首を見たとき大変参考にな…

古武術的肩の運動

日曜日は電車バスを乗り継いで2時間半をかけて武術の稽古に向かいます。 バスが信号待ちで停車中、交差点沿いの公園で親子がキャッチボールをする様子を目にしました。お子さんは4〜5歳ぐらい一丁前にボールを両手で高々と上げてから左足もしっかり上げて…

高齢者が転倒する原因は脚を出さない努力をする

義理の母が大腿骨頸部骨折後約3ヶ月になろうとしていますが、リハビリ病院はいたせりつくせりで居心地が良いらしく退院したくないみたいです。 近頃はすぐに手術をしてすぐにリハビリを行う事がセオリーとなっていますが、一昔前なら骨がひっつくまで安静に…

力を抜くコツはブレーキペダルを踏む最後のところ

そろそろ車の買い替えの時期にきた日産党の私は「e-power」のシステムを知人に聞きエンジンで車輪を回すのではなく電気を作り発電させモーターで車輪を動かす事を知りました。 昔は価格とカッコイイだけで選んでいたのに、今はどんどん進化して比較の仕方が…

マッサージの効果は重力を味方に

情熱大陸スキージャンプの小林選手の番組で小林選手が腰を痛めてマッサージを受けている場面で気になる所がもう一箇所。 それは、小林選手ではなく小林選手をマッサージしているマッサージ師さんの重心線の位置です。 小林選手の腰をマッサージしているマッ…

古武術的に腰を低く落とすとスポーツの低い腰

先日の情熱大陸はスキージャンプの小林選手が番組内で腰を痛めて鍼やマッサージのケアをされている場面がありました。 上半身裸の場面で座られている姿を真横から映し出された映像を見たとき、腰が過剰に後弯していた事に驚いてしまいました。 腰は一般的に…

楽器演奏と武術操法の共通点は体で覚えること

正月になんとなくTVを観ているとピアノ経験のない漁師さんが7年かけてラ・カンパネラをフジ子・ヘミングさんの前で演奏する企画を偶然目にしました。 妻いわく、ラ・カンパネラは複雑で跳躍が多くテクニック的に難曲らしいのですが、その漁師さんは身体で指…

古武術の体の使い方がマイケルジャクソンのダンスにあった

マイケルジャクソンは1980年代のスリラーで爆発的人気となったあたりから知る事となりましたが、音楽やダンスの世界に惹かれることもなく、当時から身体の使い方、動きには興味はあったもののダンスはダンス、スポーツはスポーツ、武道は武道とジャンル…

人とぶつかり合わない技術

イタリア音楽留学された知り合いの印象に残った話がありました。 留学先で日本人の彼女は自己主張が弱く、他国からの留学生にアピールに負け、大事なところを幾度となく持っていかれたそうです。この話はたまたま彼女が個人的に内気と言うよりも日本人の一般…

理想の動きを追求するためのシステム

武術武道、スポーツ、楽器演奏や芸能どの様な世界でも日々理想の動きを目指し精進されていると思われます。 理想的な身体の動きは、自分の思い通りに身体が反応し最大限のパフォーマンス得るために試行錯誤し理想に近づけて行く作業が必要です。 理想の動き…

身体の力が抜けず脱力方法を意識しても力が抜けない理由

身体の力みを感じて半世紀が過ぎ、今まで脱力する使い方を意識的に色々と行なって来たが、ようやくわかった事は意識的に色々と脱力の使い方を行なってもあまり意味が無かったと言う結果に落ち着きました。 なぜなら身体をコントロールしているのはほとんどが…

指先の力が抜け腰と繋がる時響きが生まれる

雨の中ザ・シンフォニーホールへ日本センチュリーの定期演奏会に出かけ、ラヴェルのボレロを初めて生で聴きました。 その前にフランスの山人の歌による交響曲なるものも初めてです。 ピアノは横山幸雄さんで、オルガン席だった為ピアノの音は殆ど聞こえませ…

筋肉の働きはエンジンではなくハンドル

野口体操の故野口三千三先生の著著に「筋肉はエンジンではなくハンドル、エンジンは身体の重みで筋肉はその重みをコントロールするハンドルである」様なことが書かれていました。 野口先生の著書を初めて読んでから約30年が過ぎてようやく意味が飲み込めたの…

型にはまる事が出来れば達人

戦国の時代から武術の稽古はもっぱら型稽古を行い、乱取りなどは近年になってから始まったと聴き、先人ほど型の重要性を感じ取っていた様に思われます。 なぜ、型の重要性が薄れてきたのでしょうか? 一つには型の紐解き方が異常に難解であることが上げられ…

柔軟性ではなく手首を柔らかく使う方法

武術における手首の使いは極意に直結する重要な部位であり、特に剣術において得物等の道具を持つためには手首の使い方如何で優劣が決まってしまいます。 また居合における日本刀の扱いも同じく、日本刀を持つ手の内が柔らかくなければなりません。 道具のポ…

体の力みを抜くために武術入門

小学生の頃から体が固かった事にコンプレクスを持ち、その頃から身体の動きに興味を持ち始め、色々試して最終的に古武術にたどり着いたのです。 武術に興味を持たれる方の動機は「強くなりたい」が一般的に多数を占めるはずです。 体が固いというコンプレッ…

柔術の稽古で柔(やわら)の意味を考える

柔とは①やわらかい。しなやかで弱い。②心がやさしい。おだやか。とあります。 しなやかで弱いのは困りますが、しなやかに順応でき柔らかい物腰で心やさしく穏やかな人になれればもう何も望みません。 柔(やわら)とはそのような人を創るための意味が含まれ…

金本知憲さんの構えと侍の構えの共通点

金本知憲さんの構えと侍の構えの共通点 写真は2007年1月の自動車の新聞広告です。 昨年まで阪神タイガースの監督を務めた金本知憲さんの現役時代の構えは、見ただけでいかにも打ちそうな構えだったと当時見ていました。 素人がそう見るのだから、対戦したピ…

バイオリン演奏は構えも含めて演奏になる

先日バイオリン奏者の方とお話しする機会があり、その中でバイオリンの持ち方が二通りあることを始めて知りました。 一つは、肩とあごでバイオリンをはさんで支える持ち方。 もう一つは、左手で支える持ち方。 それぞれ力の入れ具合の割合の問題だと思うので…

腰を入れるとは、安定しているのに動かし易い体勢である

人が普通に「立つ」場合、横から見ると腰は中央のラインからやや後方に引けている事が多く、いわゆる「ヘッピリ腰」状態になり易く、特に現代人はこの形に陥っている人が多いように思います。 腰が引けると身体に力が入りにくいことは、経験的に理解できるか…