力を抜く身体目指し古武術稽古

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そのために構えを創る事に全力を尽くそう。

2019-01-01から1年間の記事一覧

柔術の稽古で柔(やわら)の意味を考える

柔とは①やわらかい。しなやかで弱い。②心がやさしい。おだやか。とあります。 しなやかで弱いのは困りますが、しなやかに順応でき柔らかい物腰で心やさしく穏やかな人になれればもう何も望みません。 柔(やわら)とはそのような人を創るための意味が含まれ…

金本知憲さんの構えと侍の構えの共通点

金本知憲さんの構えと侍の構えの共通点 写真は2007年1月の自動車の新聞広告です。 昨年まで阪神タイガースの監督を務めた金本知憲さんの現役時代の構えは、見ただけでいかにも打ちそうな構えだったと当時見ていました。 素人がそう見るのだから、対戦したピ…

構えとは今まで経験し総決算した時の結果的な形・姿勢・現れ

いにしえの侍は、構えを見ただけで剣の実力が判ったと云われています。 対峙した相手の実力が自分より上なのか下なのか戦う前に読めるので、勝ち目のある戦いだけを戦って全戦全勝となる寸法。 この構えをどのように捉えるとそのように見る事ができるのでし…

バイオリン演奏は構えも含めて演奏になる

先日バイオリン奏者の方とお話しする機会があり、その中でバイオリンの持ち方が二通りあることを始めて知りました。 一つは、肩とあごでバイオリンをはさんで支える持ち方。 もう一つは、左手で支える持ち方。 それぞれ力の入れ具合の割合の問題だと思うので…

究極の危機回避行動は「後の先」

いにしえの侍は、よっぽどのことがない限り夜道を歩く事はなかったと師にお聞きした事がありました。 侍といえば太刀を腰に差し、強い立場と絶対の術を持ち合わせ向かうところ敵なしのイメージで、刺客を討つ場面が想像されます。 いつ何時も変幻自在に対応…

古武術的危機回避能力

古武術稽古仲間から、知人が地下鉄サリン事件の車両に乗り合わせていた時に雰囲気の違う人が乗り込んで来たので車両を降りた後、事件が発生した話を聞いた事があり、まさしく危機回避能力が発揮された事例だと思いました。 この人は武術経験者ではなかったそ…