力を抜く身体目指し古武術稽古

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そのために構えを創る事に全力を尽くそう。

力の使い方

古武術は来ると思ったのに来ない時の落胆が技となる

仕事でクライアントとの時間を取り、用意して準備万端「いざ」となった矢先、相手先からのキャンセルの連絡が入った時の落胆の度合いは大きく、気分が落ちます。 先月、義理の父が法事で広島に行きたいと言い出しました。 私の妻は、体力的に無理だからやめ…

ヴァイオリニスト崔 文洙さんの右手が奇妙で気持ち悪い

崔 文洙さん右手が奇妙で気持ち悪いなどと申して誠に申し訳ありませんが、古流武術を稽古する者にとって気持ち悪いは褒め言葉です。 なぜなら、気持ち悪い原因が普通の動き方ではないから気持ちが悪いのです。 普通の動きは、誰でもが行う当たり前の動きと言…

ブラームスピアノソナタ1番で手首が痛む

ブラームスピアノソナタ1番で手首が痛む

タニヤプラザのゴルフクラブに圧倒の古武術オヤジ

ゴルフと言えば、「タニヤプラザ」タイのバンコクでは聖地です。 あるゴルファーの日記@タイランドさんのblogで大戸屋がピンチの記事を読み懐かしく思いました。 バンコクは年一回程骨休みに向かいますが、今年はさすがに行けません。 BTSのシーロム駅直結…

ピアニスト横山幸雄氏の手首の使い方 その2

横山幸雄氏の演奏での気付きの2つ目は、手首を使って動きを生み出している事。 手首がきちんと、作用させる事とでも言うのでしょうか。 逆に言うと手首を使って動作していたつもりだけで、実際は手首は使えていなかった事に気づくことが出来たとなります。 …

ピアニストグレングルードの姿勢は素晴らしい

カナダのピアニスト、グレン・グルードの演奏を拝見させて頂いた感想は、「好きな事だけやって生きている大賞」の優勝者に見えました。 あの独特の弾き方は、何者に媚びず、自分にも媚びず、ただひたすらに指の赴くままに、指の動きを最優先に、その他の指の…

ピアニスト横山幸雄氏の手首の使い方

手首の使い方は、武術にとって非常に重要だと言われていますが、なぜ重要なのか、どう使えば有効なのかが全くわかりませんでした。 しかし、ピアノの演奏会で横山氏の手首の動きを見て気づいたことが二つありました。 一つは、手首が動いていないこと。 表現…

ピアノを弾くと二の腕が痛くなる位置関係

妻は月曜日決まって二の腕が痛くなります。日曜日にピアノの練習をしたからと本人は言いますが、そんなにしているようには見えませんが。。。 いつか妻にこんな風にピアノを弾いていると分かり易くデフォルメして真似たところ、全く聞き入れませんでした。本…

ピアノ演奏者の手首の重要性は居合術と一緒

この度楽しみにしていたショパンコンクールが一年延期となった。 妻の一押し牛田智大さんの活躍を期待していたのに大変残念です。 ショパンコンクールといえば、往年の横山幸雄さん が思い出され、以前手元が良く見える席から氏の手首を見たとき大変参考にな…

日本の若者よ今こそ武士道精神を発揮しよう

今メディアでは世界の情報がリアルタイムに流されていて刻一刻と各国の情報がタイムラグなく流されてきます。 情報の中でもオリンピックほど世界を一つにまとめ上げるコンテンツは他にはなく、健全な競い合いは人々の関心をより高めています。 そしてオリン…

古武術的肩の運動

日曜日は電車バスを乗り継いで2時間半をかけて武術の稽古に向かいます。 バスが信号待ちで停車中、交差点沿いの公園で親子がキャッチボールをする様子を目にしました。お子さんは4〜5歳ぐらい一丁前にボールを両手で高々と上げてから左足もしっかり上げて…

高齢者が転倒する原因は脚を出さない努力をする

義理の母が大腿骨頸部骨折後約3ヶ月になろうとしていますが、リハビリ病院はいたせりつくせりで居心地が良いらしく退院したくないみたいです。 近頃はすぐに手術をしてすぐにリハビリを行う事がセオリーとなっていますが、一昔前なら骨がひっつくまで安静に…

力を抜くコツはブレーキペダルを踏む最後のところ

そろそろ車の買い替えの時期にきた日産党の私は「e-power」のシステムを知人に聞きエンジンで車輪を回すのではなく電気を作り発電させモーターで車輪を動かす事を知りました。 昔は価格とカッコイイだけで選んでいたのに、今はどんどん進化して比較の仕方が…

マッサージの効果は重力を味方に

情熱大陸スキージャンプの小林選手の番組で小林選手が腰を痛めてマッサージを受けている場面で気になる所がもう一箇所。 それは、小林選手ではなく小林選手をマッサージしているマッサージ師さんの重心線の位置です。 小林選手の腰をマッサージしているマッ…

古武術的に腰を低く落とすとスポーツの低い腰

先日の情熱大陸はスキージャンプの小林選手が番組内で腰を痛めて鍼やマッサージのケアをされている場面がありました。 上半身裸の場面で座られている姿を真横から映し出された映像を見たとき、腰が過剰に後弯していた事に驚いてしまいました。 腰は一般的に…

古武術的に足を引き上げる筋肉を使って走る

義父が免許の自主返納をした途端、義母が骨折し年末から入院となりバタバタしていた義父は初詣もまだだったので車で送迎ついでに神社に寄りました。 参拝後気を利かせて義父をあまり歩かせない様にと先に走って車を取りに行ったのです。 走っていて気づいた…

常識を覆すマイケルジャクソンの凄いダンス

マイケルジャクソンのダンスが凄いところは、物理現象に挑戦しているところで、ムーンウォーク、ゼログラビティ、スピンターンなどの代表作は、物理的な力を感じさせない動きを強調させる事により普通ではない状況を作り上げ人々を脅かせたと思います。 ムー…

ポルシェのような身体と身のこなしは技術の最先端

以前門人だった一人がポルシェ(余り詳しくないのですが確かケイマンS)オーナになり一度乗せていただいたことがありました。その時いろいろ薀蓄を聞いた中で印象に残った言葉がありました。 「まるで先生(師)のよう」 始めは何のことだか判りませんでした…

人とぶつかり合わない技術

イタリア音楽留学された知り合いの印象に残った話がありました。 留学先で日本人の彼女は自己主張が弱く、他国からの留学生にアピールに負け、大事なところを幾度となく持っていかれたそうです。この話はたまたま彼女が個人的に内気と言うよりも日本人の一般…

武術で身体を練る意味

武術を始めた頃の目標として、柔術は前受身が出来るまで。剣術は素振りが出来るまでは辞めずに続けようと誓った。 20年以上辞めずに続いているのは、受身も素振りも出来ていないからでです。 一番初めに手渡される「型」として柔術では受身を剣術では素振…

理想の動きを追求するためのシステム

武術武道、スポーツ、楽器演奏や芸能どの様な世界でも日々理想の動きを目指し精進されていると思われます。 理想的な身体の動きは、自分の思い通りに身体が反応し最大限のパフォーマンス得るために試行錯誤し理想に近づけて行く作業が必要です。 理想の動き…

効率よく動くためには直線に動く身体に作り変える

効率良く動くとは真っ直ぐが基準となる動きを示し、点Aから点Bまで最短で移動するには当然曲がるより真っ直ぐの方が有利である事は明白です。 剣が基準となる武術の動きは、相手より一瞬でも早く動く事が生死を分ける必須条件ですので直線の動きを常に意識す…

筋肉の働きはエンジンではなくハンドル

野口体操の故野口三千三先生の著著に「筋肉はエンジンではなくハンドル、エンジンは身体の重みで筋肉はその重みをコントロールするハンドルである」様なことが書かれていました。 野口先生の著書を初めて読んでから約30年が過ぎてようやく意味が飲み込めたの…

柔軟性ではなく手首を柔らかく使う方法

武術における手首の使いは極意に直結する重要な部位であり、特に剣術において得物等の道具を持つためには手首の使い方如何で優劣が決まってしまいます。 また居合における日本刀の扱いも同じく、日本刀を持つ手の内が柔らかくなければなりません。 道具のポ…

武術的影響力を与える伝え方

ビジネスにおいてトップのビジョンが明確であることが重要です。 しかし、このビジョンがトップの中では明確にあってもそれが正確に周知されなければ意味を成しません。 明確なビジョンを持つ以上にその伝え方が難しい様です。 自分の熱い思いを語り周りを巻…

武術的「相手の力を利用する」ビジネスとの共通点

ビジネスの世界で「相手の力を利用する」というとなにやらネガティブな印象を持ちそうです。 人の褌で相撲を取るようなイメージが先行するのではないでしょうか。 人が開拓した市場を自分の手柄にしたり、会社を乗っ取ったり、要領よく立ち回る姿が頭に浮か…

相手の力を利用するとは相手の反応を引き出す事

相手の反応を引き出すための条件は、相手が生物である事。 無機物に対しては当然反応はありません。 当たり前の様に捉えられるかもしれませんが、皆さん無意識に使い分けていると察します。 人に対してこんな事をすれば相手はどうなるか、どう思うか、その加…

相手の力を利用する

武術や合気道で相手の力を利用すると言う表現を聞く事があります。 言葉のイメージから、自らは力を使わず相手の力をそのまま技に活かす方法の様に捉える事ができますが、向かってくる相手の力をそのまま返し技で返すという意味ではなく、相手の力を利用する…

究極に力を削ぎ落とした先に「柔」がある

戦いの技術として「柔」の文字を当てることに疑問を持っていました。 やわらかくしなやかで弱い、心がやさしくて穏やかを意味する言葉が、戦いを勝ち抜く技術としてどうしても納得できなかったのです。 しかし、ようやく柔術の稽古を通じて「柔」とする意図…

柔術の稽古で柔(やわら)の意味を考える

柔とは①やわらかい。しなやかで弱い。②心がやさしい。おだやか。とあります。 しなやかで弱いのは困りますが、しなやかに順応でき柔らかい物腰で心やさしく穏やかな人になれればもう何も望みません。 柔(やわら)とはそのような人を創るための意味が含まれ…