力を抜く身体目指し古武術稽古

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そのために構えを創る事に全力を尽くそう。

体の断舎利

舞踊と武術の目指す美しい速い動き

武術入門間なしの頃、師から地唄舞の竹原はん氏の舞の動きが速いと話されているのを聞き、当時氏の舞を見たかったのですが、今のようにネットもなく動きを観る機会は有りませんでした。がしかし、何気なく検索ワードに入れてみたところ、なんと動画がアップ…

常識を覆すマイケルジャクソンの凄いダンス

マイケルジャクソンのダンスが凄いところは、物理現象に挑戦しているところで、ムーンウォーク、ゼログラビティ、スピンターンなどの代表作は、物理的な力を感じさせない動きを強調させる事により普通ではない状況を作り上げ人々を脅かせたと思います。 ムー…

ラグビーのフィジカルとは対照的な武術の神経力

いよいよラグビーワールドカップが佳境に入ってきました。日本の善戦ににわかラグビーファンになった人は多いはず、私もその一人です。 特にスクラムの力強さに目が奪われました。 組み合った瞬間の衝撃力は、一万ニュートンを越える事もあるそうですが、一…

「心技体」は一致して初めて意味をなす

武術より創り出された「心技体」は文字通り心と身体と技の在り方を現しています。 これらの文字の意味を理解しようとする時に現代日本人は、それぞれの文字の意味を見出そうと分けて考えます。 分かりにくい事は分ける事で分かり易く整理する習慣があります…

型にはまる事が出来れば達人

戦国の時代から武術の稽古はもっぱら型稽古を行い、乱取りなどは近年になってから始まったと聴き、先人ほど型の重要性を感じ取っていた様に思われます。 なぜ、型の重要性が薄れてきたのでしょうか? 一つには型の紐解き方が異常に難解であることが上げられ…

究極に力を削ぎ落とした先に「柔」がある

戦いの技術として「柔」の文字を当てることに疑問を持っていました。 やわらかくしなやかで弱い、心がやさしくて穏やかを意味する言葉が、戦いを勝ち抜く技術としてどうしても納得できなかったのです。 しかし、ようやく柔術の稽古を通じて「柔」とする意図…

金本知憲さんの構えと侍の構えの共通点

金本知憲さんの構えと侍の構えの共通点 写真は2007年1月の自動車の新聞広告です。 昨年まで阪神タイガースの監督を務めた金本知憲さんの現役時代の構えは、見ただけでいかにも打ちそうな構えだったと当時見ていました。 素人がそう見るのだから、対戦したピ…

力を抜けば抜くほど身体は動きやすくなる一例

身近な重たいものに自分自身の身体があります。身近と云うよりも自分自身が重たいのですが、意外と自分の重みに気が着いていない人が多いです。 疲れたときや風邪をひいた時などは、身体が重たくだるくなることはあっても普段は気にすること無く当たり前のよ…