力を抜く身体目指し古武術稽古

脱力したら体は動かない、きちんと体を動かせた時力の存在は無くなる。そのために構えを創る事に全力を尽くそう。

力の使い方

バイオリン演奏は構えも含めて演奏になる

先日バイオリン奏者の方とお話しする機会があり、その中でバイオリンの持ち方が二通りあることを始めて知りました。 一つは、肩とあごでバイオリンをはさんで支える持ち方。 もう一つは、左手で支える持ち方。 それぞれ力の入れ具合の割合の問題だと思うので…

ピアニスト牛田智大さんのファンになったオジサン 2

昨年末初めて牛田智大さんのラフマニノフピアノ協奏曲第2番を聞いてファンになって以来、今月2度目の演奏を神戸国際会館ホールで聴く機会を得ました。 今回はラフマニノフピアノ協奏曲第3番です。 この曲は、ほとんど聴き覚えが無く最後の盛り上がりだけ…

力が抜けると有利になる古武術

力で身体を動かすことが当たり前の現代の思考は、力が強ければ有利になることがエスカレートし、身体を動かす為には力を使う、力を入れる事しかありえない思考回路が出来上がっています。 しかし、西洋文明が入り込む以前の日本では、現代(西洋文化)では考…

マリンバのマレットやピアノの鍵盤ををまっすぐ真下に落とす事は結構大変

先日マリンバを最近始められて、近々発表会がある方の話を聞いて感じた事があった。 発表会前なので、先生に大きい音を出すために「マレット(スティック)を真っ直ぐ落としなさい。」と指導されたそうです。 ただ、もっと力イッパイとおまけ付きだったそう…

柔道が「相手を崩す」であれば、柔術は「相手が崩れる 」の違いがある

古武術の中に柔術が含まれます。 柔術は日本古来の体術であり、柔術の体捌きで武器得物を操ることで各種武術が応用されいろいろな武術の基本になって来たと思われ、また現代柔道ももともと柔術から発展してきた経緯があります。 しかし、現代柔道と柔術では…

手の作業を手で行わない居合術

古武術の中に居合術があります。 居合のシュチエーションは、相手が今まさに上段から斬り付けようとする瞬間であって、自分は座して柄(つか)にも手が掛かっていない絶体絶命の場面を想定されています。この不利な状況下で如何に情況を覆し、自分が有利にな…

体を動かす為には筋力以外に何があるか

体を動かす為には筋肉が収縮しなければ動きようが無いことは当たり前ですが、ほかに方法は無いのでしょうか。 例えば歩く時には脚の筋肉を収縮させて床を蹴り、その反発力で前方に進みます。 しかし、直立の状態から脚の前方の筋肉の緊張を緩めると身体が緩…

猫背はパフォーマンスが低下する姿勢

電車の車内で長いすに全員背中を丸めてスマホを覗き込む姿を目にすることが有ります。 きっとスマホに集中していれば、自分がどのような格好で座っているなど意識することは無いでしょう。 背中を丸めた姿勢は見た目にも良くは有りませんが、動作効率も低下…

脇を締めると力が三倍!×3

脇を締める際に胸部の働きが重要です。 中国武術に站椿功(たんとうこう)といわれる型があり、両腕を胸の前で大木を抱え込むように丸く使って立ちます。立禅とも云われています。 一見簡単そうな形ですが、やってみると気付かれると思われます。 大木を抱え…

脇を締めると力が三倍!×2

締める・閉める・絞める・〆る、しめるにもいろいろあります。 「〆る」は人には使わないし「絞める」は人に使っても首ぐらい。 「脇を閉める」となると腕を体に密着して閉じた感じで、「脇を締める」と脇が緩みがなくたるんだ感じが無いように思います。 一…

ピアノの鍵盤をお尻から叩く感じ

身体の重さが持つエネルギーと物体が「ある位置」にあることで物体にたくわえられるエネルギーいわゆる位置エネルギーが同じであるような無いような。 わからない。 それよりも、筋力エネルギーではなく身体の重さが持つエネルギーが如何にロス無く伝えるこ…

力の抜けた自然体になるために

深夜駅から自宅までの帰り道に近道をしようとして、小さな土手越しに駐車場の敷地にジャンプしたら、飛んだ瞬間草むらに隠れていた縁石に脚が引っかかり無謀なダイブになった事があり、土手は駐車場の方が一段低くなっていて、結構な距離を飛んだようでした…

力の抜けた、ただ身体の重みを乗せているだけの立ち方

体重をアプリで管理し始めて4年近くになります。 体重を増やさない戒めにもなり、また一定の傾向が見えてきました。 夏季体重と冬季体重がくっきり現れていて、おおよその変動は±2㎏ですが、下は夏場で上は冬場で推移しています。 たまに生活のリズムが変…

お辞儀も技の一つ その2

お辞儀をする人の横から他の人が腕に巻きついた(抱きついた)状況があったとします。 普通はこの状況からお辞儀をしようとすれば、巻きついた人が邪魔になり体を前方に倒すことが出来ません。 しかし、協調されたお辞儀が出来れば巻きついた人共々前方に体…

エフゲニーキーシンの飄々とした演奏が好きです

先日リストのラ・カンパネラを生で聴く機会がありました。 音もさることながらあの超絶的な指の動きに驚き、改めてユーチューブで有名人の聞き比べをし、中でもエフゲニー・キーシンのあの飄々とした奏法は素晴らしいと思ったのです。 あれほど目まぐるしく…